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【視点124号】
産業財×IoTによるマネタイズ・イノベーション

Portrait of 五十嵐 雅之
パートナー
東京オフィス, 東アジア
+81 3 3587-6660
2017年9月26日

「モノづくり力だけでは勝てない」「手元資金はあるが有望な投資領域が見出せない」、多くの産業財メーカーが抱える共通の悩みではないだろうか。

昨今、どの産業でも、製品・サービス単体での競争優位性維持が困難になっており、モノとコトを組みあわせた複合的かつ抜本的なイノベーションが求められている。そのようなイノベーションを構想・具現化する上で、世界的なカネ余りとIoT技術の発展をチャンスと捉えることが重要だ。

産業財メーカーがコト売りを実現するうえで、IoT技術がもたらす様々な見える化は、金融サービスを起点とした多元的な可能性を生み出す。実際にモノをつくっているからこそ、機械の状況把握、時価・減価の推定、サプライチェーン全体へのフィードバックなど、産業財メーカーならではの金融サービスを開発しうる。金融サービス提供の原資を確保する上で、世界的なカネ余りが追い風となり、自らの余剰資金を使うも、金融プレイヤーを味方につけるも、その選択肢が広がっている。

使用価値をベースとした成果課金モデルや、減価・時価把握に基づく次世代型リース、稼働可視化による運転資金供与など、金融サービスを軸に新たなマネタイズ手段を実現できる環境は十分に整っている。あとは、モノづくり力で勝負してきた成功体験から脱却して、未来志向のパラダイムシフトを、如何に迅速かつ的確に行えるかだけだ。

  • 1. 世界的なカネ余りとIoT技術進展は産業財領域のビジネスチャンス

  • 2. IoT技術を駆使したマネタイズ手段の革新を通じて「モノ+コト売り」を実現

  • 3. マネタイズ手段の革新は金融プレイヤーとの「競争」ではなく「共創」が効果的な打ち手

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【視点124号】
産業財×IoTによるマネタイズ・イノベーション

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Published 9月 2017. Available in