COP28

COP28

ローランド・ベルガ―、気候対策を行動に移す : ドバイで開催されたCOP28を終えて

ローランド・ベルガーは、気候変動に明敏な意識を持っています。気候変動対策の進捗を評価するため、パリ協定後初めての第一回グローバル・ストックテイクが行われています。しかし現状の進捗状況では、地球の気温上昇を産業革命前より1.5°C以内に抑えるための排出削減目標には遠く及ばないことが、既に明らかになっています。事実、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第6次評価報告書によると、現在地球は2°Cを優に超える気温上昇に向かって進んでいます。もはや排出削減について話し合っている場合ではなく、すぐに行動しなければならないのは明らかです。気候目標ではなく、気候対策を行動に移す時が来たのです。

結果をもたらすために

2023年11月30日から12月12日にかけて、国連気候変動枠組条約第28回締約国会議(COP28)がドバイのエキスポシティで開催されました。

ローランド・ベルガーは、気候対策を実行すべく、その実行力を活かして企業の変化を加速し、クライアントの未来に生き残るビジネスモデルの構築を実現します。その取り組みは、環境にやさしいグリーンの追求だけではありません。ブルーやイエローなど自然の色彩を全て生かし、アイデアを形にすることで障壁を乗り越え、運命を変える力を持つ進歩を可能にします。自然が湛える豊かで鮮やかな色彩は、私たちが目指すべき未来を教えてくれています。その未来とは、サステナビリティに専心するだけでなく、ビジネスの成長とサステナビリティが相乗効果を生み、一体となって成功への基盤を形成するものです。

変化を加速します

ローランド・ベルガーは、様々な方法でステークホルダーによる変化の加速を後押ししています。ひとつは、ステークホルダーの気候変動対策を直接支援することです。ローランド・ベルガーの本質は、実行力です。カーボンフットプリントの削減から資源利用の向上まで、当社は様々な側面からクライアントのサステナビリティの向上を支援することに力を発揮します。また、公共セクターのクライアントには、各種産業の変革を促す最善の枠組みに関する助言も提供しています。

Roland Berger ACTionZone

COP28の開催地、現地ドバイにて、ローランド・ベルガーは、「Roland Berger ACTion Zone(ローランド・ベルガー アクション・ゾーン)」を設置しました。
フィジカルとバーチャルの両方を組み合わせたプラットフォームであるアクション・ゾーンでは、水素や二酸化炭素回収・有効利用・貯留(CCUS)といった話題からサプライチェーンや資源管理まで、様々なテーマを掘り下げて議論を展開しました。

  • Cross-industry collaboration and sustainability transition in hard-to-abate sectors
  • Circular SAF - a critical bridge to a sustainable future
  • The roaring '30s: A hydrogen acceleration story
  • What goes around, comes around - Circular economy in industrial manufacturing
  • Circularity as a key solution to biodiversity loss and climate change
  • Regenerative agriculture

Cross-industry collaboration and sustainability transition in hard-to-abate sectors

Circularity as a key solution to biodiversity loss and climate change

What goes around, comes around - Circular economy in industrial manufacturing

The roaring '30s: A hydrogen acceleration story

Circular SAF - a critical bridge to a sustainable future

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Sustainable Innovation Forum

ローランド・ベルガ―は、国連気候変動交渉と並行して、各国首脳、多国籍企業、環境大臣、ビジネス・リーダー、投資家、NGOが一堂に会する「サステナブル・イノベーション・フォーラム(the Sustainable Innovation Forum)」のヘッドライン・パートナーを務めました。ネット・ゼロ経済への移行を推進するための様々なパネルディスカッションやセッションに参加しました。

Paul Bou Chebl from Alstom about the role of the transportation and mobility sector

Denis Depoux about the outcomes of the Global Stocktake and China´s role at COP

Alex Xu about sustainable developments in China and the impact of CBAM mechanism

Drew Murphy about the impact of the private sector

Alliance for Industry Decarbonization

Alliance for Industry Decarbonization 」とのナレッジパートナーシップの一環として、以下のイベントに参加しました:

  • From nice to have to necessity - Accelerating decarbonisation through BECCUS
  • Empowering the energy transition: providing enough investment through collaborative private sector engagement
  • CEO roundtable: Accelerating implementation of Industrial Decarbonization
  • Green hydrogen unveiled: A cross-industry dialogue for sustainability

Waste & Resources Pavilion

COP28会場内のブルーゾーン(the Blue Zone)に位置する初の「廃棄物・資源パビリオン」のメインスポンサーを務め、循環型経済、脱炭素廃棄物管理、環境保全に関する複数のイベントを開催しました。

新たなソリューションを開拓します

ローランド・ベルガーの目標は、サステナブルなサーキュラー・エコノミー(循環型経済)への移行を加速することです。当社のコンサルタントは、共同プロジェクトや調査・研究を通じ、政府・学界・市民社会の広範なステークホルダーとともに現代社会が抱える課題への革新的な取り組みを生み出しています。

当社は、新たなソリューションを開拓する機会を常に探し求めています。例えば、COP28では、中東のサステナビリティおよびデジタル化の先駆的な専門家集団BEEAH GroupならびにInternational Solid Waste Association(ISWA)と共同で開発した、廃棄物リサイクルのグローバルスタンダードとなる画期的な構想を発表します。ブロックチェーン技術に基づき、グローバル市場ベースのインセンティブ・スキームで廃棄物生産者と廃棄物管理事業者を結びつけ、生産者に「リサイクリング・クレジット」を付与することにより、各々のサステナビリティ目標の達成を支援します。当社が最近関与した他のプロジェクトのひとつが、世界屈指のベンチャービルダーのCrypto Oasis Venturesと共同で立ち上げたグローバルなシンクタンク、‘The Green Block’です。その狙いは、環境・社会・ガバナンス(ESG)プロジェクトへのWeb3やブロックチェーン、人工知能(AI)技術の利用を加速・促進することです。この他にも、近々発表を予定しているイニシアティブが複数あります。

率先して社会に事例や知見を示す

サステナブルな成長を実現するため、世界はビジネス・環境・社会に関わる様々な課題を克服しなければなりません。ローランド・ベルガーは、先頭に立って事例や知見を提示し、課題に応じたビジネス支援を提供するべきであると考えています。当社のサステナビリティへの取り組みに関する詳細は、 こちら をご覧ください。

日本でのサステナビリティ変革支援に関する詳細は、 こちら をご覧ください。コンサルティングに関するご相談は、 こちら よりお問い合わせください。

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